さよなら、ぴょんちゃん

クリーム色の体と金色の眼がとてもきれいで、こここっと高い声が可愛らしいヒキガエルでした。控えめで泣き虫で、野生では生きていけなかったのでは、と常々思っていました。

オタマの頃から一緒だったパートナー、ぼんちゃんを先に失った痛手から何とか立ち直り、少し落ち着いた頃にきみちゃんがやってきました。天真爛漫な彼女の存在はぴょんちゃんの支えになっていたと思います。
昨年夏からは自力で食事が摂れなくなり、腎不全と診断されました。それでもずっと頑張って精一杯生き続けてきました。

ぴょんちゃん、長い間本当にお疲れ様でした。ぼんちゃんと一緒にゆっくりお休みなさい。
この続きはかなり生々しい話になるのでご注意ください。
23日にガスと軟便が出て以降、おなかの膨らみ方が異様でかなり苦しそうでした。思い起こしてみれば、尿の出方も少なくなっていましたので、腎臓が悪化してガスではなく水が溜まっていたのでしょう。お医者様にうまく状況を伝えられなかったのは失敗でした。メールではなく、直接診てもらっていれば対応は変わっていたかもしれません。
鼻水は出ていましたが皮膚の見た目はきれいで、本当に感染症があったのかどうかはわかりません。ただ、26日に抗生剤を投与した後は動きが楽になったように見え、少しは効果があったのだと思います。
29日に嘔吐して明らかに様子がおかしく、口の中は血の気がなく黄色っぽく見えました。たとえ効果があったとしても、弱った体はもう薬に耐えられなかったのかもしれません。今になってみれば、最後の投薬は止めておけばよかったです。
最初の頃は、お医者様に『病気の治療』よりも『苦痛の除去』を優先して欲しいとお願いして、ステロイドを送ってもらったりしたのに……。頑張り続けたぴょんちゃんに期待して、最後の最後で余計に苦しい思いをさせてしまったのがとても心残りです。
前回の記事は29日の晩にアップするつもりで書いていましたが、途中でうたた寝してしまい、気づいたら日付が変わっていました。夜中の2時頃にブログを更新して、3時過ぎまでぴょんちゃんの様子を見ていました。その後、3時間ほど休んで、朝6時過ぎに見た時にはもうぴょんちゃんは動きませんでした。静かに目をつぶったまま、眠っているようでした。
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コメント
心からお悔やみ申し上げます
ぴょんちゃんに、心からありがとうと、私からも伝えたいです。
家族がおたまを飼いたいと言い、飼ったものの、蛙になったヒキガエルをどう育てたらよいのか途方にくれて、調べているうちにこちらのブログを知りました。うちにはいま、3年目に入ったヒキガエルがいます。300gを超える元気な子に育ったのも、こちらのブログのあねもねさん、ぴょんちゃん、そしてぼんちゃんのおかげでした。
いつもぴょんちゃんの記事を愉しみに拝見しておりましたので、ぴょんちゃんの訃報は、私にとってもかなり衝撃です。
ぴょんちゃんは本当に可愛いヒキガエルでしたね。見た目がうちの子にも良く似ています。
天国で、ぼんちゃんとまた一緒に、幸せに暮らしてください。いままでありがとう!!
7年2カ月もケアの行き届いた飼育をなさっていたあねもねさん、改めて尊敬いたします。
P.S.去年夏にうちのガマがずっと一緒に育ってきたメスのガマを病気で亡くした時、かなり元気がなくなりました。今は復活しましたが。きみちゃんが大丈夫か、少し心配です。
2015-08-01 15:07 ひとりのファンより URL 編集
ぴょんちゃん…
あねもねさん、いろいろ後悔があると思いますが、ぴょんちゃんはあねもねさんと暮らせて幸せだったと思います!
ぴょんちゃん…天国でも元気で暮らして下さい。
2015-08-01 18:22 どんちゃん URL 編集
ありがとう、ぴょんちゃん
あねもね様、心よりお悔やみ申し上げます。
いつも幸せそうで仲の良さそうな、ぼんちゃん、ぴょんちゃん、きみちゃんの姿を見て癒されていました。
ぴょんちゃん、いつも私達まで和ませてくれて本当にありがとう。
お疲れ様、ゆっくりしてね。
ぼんちゃんと仲良くね。
きみちゃん、あねもねさんを慰めてあげてね。
我が家のヒキちゃんも、今年の4月に逝ってしまいました。
もっとこうすれば良かった、ああすれば良かったと、後悔ばかりで未だに立ち直ることが出来ずにいます。
ぴょんちゃん、ぼんちゃん、そちらでヒキちゃんに会ったらよろしくね。
2015-08-03 02:53 mako URL 編集
お悔やみ
生き物と暮らすということは、
いつかかならずその日を迎えてしまうということなんですね…
あねもね様。
ぴょんちゃんとぼんちゃんの日々を記録し、
公開してくださってありがとうございます。
どうか、力をあまり落とされませんよう。
このブログはどれだけガマファンを増やしてきたことか。
私自身も、もし「ヒキガエル生活」に出会っていなかったら
ガマに深入りして飼育者になることは、まずありませんでした。
ぴょんちゃん、本当におつかれさまでした。
この7年、君は、君の知らないところで
会ったこともないたくさんの人たちに元気をくれてたんだよ。
ぼんちゃんと天国でも仲よく暮らしてね。
星の壁紙、お空に行ったガマさんたちですね…
2015-08-04 00:54 愛読者 URL 編集
> 皆様
大勢の皆さんからメッセージをいただき、本当にありがとうございます。
ぴょんちゃん、愛されていたなと改めて嬉しく思いました。
これまでも何度も危ない状態になってきました。
特に腎臓病がわかってからは、もう覚悟していたつもりでした。
だから亡くなったこと自体はそれほどショックじゃないんですけどね。
自分自身の不調もあって仕方なかったとは思うものの、最後の対応がいろいろと残念で。
同じ過ちを繰り返さないことが何よりもぴょんちゃんの供養になると思い、自戒の念を込めて書き綴りました。
ずいぶん暗い内容になって驚かせてしまったかもしれません。
皆様にはご心配お掛けしましたが、決して立ち直れないほどではありませんので大丈夫ですよ。
きみちゃんもちょっとの間元気なさそうでしたが、もういつも通りです。
星模様の壁紙、梅雨明けしたときに夜空がきれいだったので何となくアップしたのですが……。
あまりにぴったりで、まるであらかじめわかっていたみたいですね。
2015-08-04 15:38 あねもね URL 編集
お悔やみ申し上げます
ここにくると先に☆になったボンちゃんやきみちゃんらに会えるので楽しみでした
命あるもの、いつかは土に還る時が来るのですけど、いざその時がくると辛いものですね、、
ぼんちゃんやぴょんちゃんを育てあげた飼育スキルがきみちゃんに応用されて彼女が長生きしてくれる事を祈ってます,,,,
2015-08-11 01:13 えどあおがえる URL 編集
> えどあおがえるさん
これまで、もうダメかと思っても何度も持ち直してきたものですから
今回もまあ大丈夫かなあと甘く見ていた部分があるんですよね。
きみちゃんがずっと健康に過ごせるよう、今度こそ油断せずに丁寧にお世話していこうと思います!
2015-08-14 18:16 あねもね URL 編集
ぴょんちゃん、あねもねさん、ありがとうございます!
ガマふたりを、おたまの頃から育てている、ほととぎすと申します。
ぴょんちゃんの訃報を11月の今になって知りました。
おそくなってごめんね、ぴょんちゃん。
いまはぼんちゃんと一緒にいるんだね。
かならずお別れの時がやってくるけれど、それはそれは、本当につらいものですね。
余談ですが、わたしは2月に19年いっしょに暮らした猫を見送りました。
今でも、というか今日も突然思い出し、ベソをかいていましたσ^_^;
ぴょんちゃん、あなたやぼんちゃんのおかげで、あねもねさんがブログにいろいろ書いてくれて、うちのガマさんたちが元気に育ってくれる助けになったのですよ。
本当に感謝しています!!
あねもねさん、ありがとうございます。
きみちゃんが元気に長生きしてくれることを心から願っています!!
2015-11-15 02:47 ほととぎす URL 編集
> ほととぎすさん
そちらのガマさんたちはお元気なようで何よりです。
19才の猫さんってすごく長生きではないですか。
きっとお互いに家族として幸せに暮らしていたのでしょうね。
ぴょんちゃんやぼんちゃんとの関係はそれとはちょっと違うかもしれません。
カエルですからねえ、向こうは飼い主に愛着なんてなかったでしょうし。
こちらとしても、「興味深い観察対象」という眼で見ている部分もありました。
それでもやっぱり「愛しい家族」だったわけで。
コメントのおかげで、改めてぴょんちゃんとぼんちゃんが大好きな気持ちを思い出しました。
もちろんきみちゃんも。
こちらこそありがとうございます。
2015-12-02 18:37 あねもね URL 編集