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テーマ:カエル・かえる・蛙 - ジャンル:ペット
2011/04/26 Tue

ヒキガエル本7―カエルの鼻

カエルの鼻 たのしい動物行動学 表紙カエルの鼻 たのしい動物行動学
石居進/著
八坂書房 1997年 192P A5変型・上製


この本では、まず仮説を立てる、それを検証するのに必要な実験をデザインする、結果を統計学的に検討する、という科学の研究の手順を、ヒキガエルの話を例に取って分かりやすく解説しています。動きを追う装置は手作りの糸巻き、中学レベルの方程式でヒキガエル出現率を計算するなど、シンプルな方法でアイデアを駆使して謎に迫る過程はわくわくする面白さです。

著者の専門は「比較内分泌学」? 聞き慣れないので調べてみたら、動物の進化・適応の過程を直接観察することはできないため、様々な動物のホルモンや関連する遺伝子を比較することで解明していこう、という学問らしい……。なるほど~。

カエルの鼻 たのしい動物行動学 88-89p元々は繁殖行動とホルモンとの関係の研究をしようとしていて、そこでヒキガエルが池を見つける方法がまだわかっていないことを知り、調べることになったそうです。

カエル観察の描写は客観的で淡々としています。ホルモン抽出のために多数のヒキガエルを殺すときも、「かわいそう」などの感情的な表現はなく、ただ翌年以降も研究を続けるために繁殖数に出来るだけ影響のない方法を選んでいます。

それでいて、端々にカエルへの優しさを感じます。特に、図表の一部に使われている写真。今回借りた本は旧装丁ですが、裏表紙の3枚組写真なんて最高です♪
(本文中には同じ写真がモノクロで、その前のシーンも合わせて載ってます)
また、著者はカエルグッズの収集家で、それに関するエピソードも楽しいです。

八坂書房の許可を受けて画像を掲載しています。


新装版の表紙。
池袋の森 観察日記さんの写真が使われているそうです。
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コメント

持ってますー

でも、しっかり読んでないなぁ。
表紙絵だけで満足してしまっている、、

必読ガマ本!

これ気になってるんだけど未だ読んでないんですよね。
ひきがえるさんのお写真が新版で使用される経緯はブログで読みましたが。これも買わないとな~

>myamさん

研究者になり損ねた私にはとっても面白かったです。
子どもが理系に進みそうなので、ぜひ読ませたいなー。

>edoaogaeruさん

同じガマの行動研究でも、以前読んだ「カエル合戦」とはアプローチの仕方が違うというか。
自然をそのまま観察するのではなく、いろいろ実験してます。
面白いんだけどガマにとっては少々迷惑だったかも。
東京で繁殖地がどんどんなくなっていって、次々と研究の場を変えざるを得なかった話を読んで、今も住み続けているガマたちが本当に貴重な存在だと改めて感じました。

金沢城のガマも

いなくなったのにあの本の実験が手を貸してるみたいですし、
ヒトは業が深いなぁと思います。。
anemoneさんは理系だったんですね!
自分は高校入ってから理科はさっぱり挫折し(算数はずっと苦手でしたが><)、生き物好きの理数嫌いという感じでorz
東京も今の小学生が大人になる頃にはカエルが区部ではいなくなってしまうんじゃないかと危惧しています。

金沢城はまだ読んでないです。
あそこのガマは全滅しちゃったんですよね。
東京は意外と緑が多いけど、カエルは水も必要だから場所選びますよね。

うちの辺りは住宅地と里山が隣接していて、人間と他の生き物が住み分け出来てない感じ。
身近でいろんな生き物が見られるのはいいけど、すごく危うい状態だと思います。

数学はあんまり得意じゃなかったけど生物と化学は大好きでした。
でも物理がめちゃくちゃ苦手だったので、本当は理系の脳みそじゃないのかも。
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