毒液



薄ら茶色がかった白濁で、膨らんだ耳腺のちょうど真ん中辺りから出ているようです。こ、これは……ガマの油ことブフォトキシンですよね!
ヒキガエルが毒を出すのは命に危険が迫った(とカエル自身が感じた)時だけという認識だったので、普通に飼育していて毒を見る機会があるとは思ってもいませんでした。こんな風に出るんだ。面白ーい。
でも、何で出したのでしょう? この日はきびきびとよく動いて元気いっぱい。いつもなら取り逃がすハエトリグモも一発で仕留め、おやつのスイミーをぱくぱく。特にストレスもなさそうで、死にそうな怖い目に遭ったりなんかしていません。

なお紐状の塊はあの日だけでしたが、その後も数日おきに残りカスのようなもやもやが出ています。今のところ量はたいしたことありませんが、完全に治まるまでは心配です。

耳腺の辺りを指で突いてみても毒液は出てきません。でも、体をつかんで持ち上げて、暴れても離さずにいたら、同じ場所から透明の液体がわずかに染み出てきました。白い成分はもう品切れかな。液体はかなり粘着質で、指先で糸を引くくらい。さすがに毒性を自分の体で試す勇気はなく、すぐに手を洗いました。



無理に毒を出させても何もいいことはないので、もうやめておきます。ガマ毒については、いろいろと調べた上でいずれ改めて記事を書こうと思います。
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