セミその6

「玄関開けたらセミが鳴いてたんだけど」
子ども部屋のドアにセミが止まっていたそうで。ずっと台所にいたから気付かなかったなー。
「カエルさんが食べそうなサイズだったよ」と言うので、「じゃあ取ってきて」とお願い。夫は面倒くさいと文句を言いつつも、虫取り網を持って行ってきてくれました。我が家にはいろんな虫が出没するので、居間に虫取り網が常備されているのです。
連れてきてもらったセミは、小ぶりで黒っぽくて羽に黒点が2つずつ。ツクツクボウシですね。以前ぼんちゃんも食べたことあるし、ちょうどいいかと思いましたが、予想以上に元気なセミでした。
カエルケースに放り込むとびびびっと飛び回り、きみちゃんはびっくりして固まってしまいました。セミの動きが速すぎて、目で追うことも出来ません。セミの羽をピンセットでつかんで目の前に持って行っても、暴れるセミの勢いにきみちゃん引きまくりです。
しばらく暴れ回った後、セミは隅っこに行って大人しくなりました。今度は全く動かないので、やっぱりきみちゃんの目には留まりません。指さして教えると一応指先を見てくれますが、セミの存在には気付かない様子。どうしても食べないなら逃がすしかないけど、羽を少し破って弱らせちゃったしなあ。



きみちゃんの口の中で「ジジジッ」とセミの叫び声。きみちゃんがおなかをぐにぐにした後は、静かになりました。
動物 飼育 昆虫