3/10のカエル合戦の後、何度か里山に様子を見に行きました。ヒキガエルの卵が胚に孵化した辺りまでは確認出来たのですが、その後は月末から月初に掛けて忙しく、しばらく日が経ってしまいました。

ようやく先週4/9に暇を見つけて行ってきたのですが……。何とカエル池に水がないのです!
どうやら4/6の嵐のせいで、池に注ぎ込む小川の途中で土砂崩れでも起きたらしく、ほとんど水が流れてきていません。
泥の中にはタニシが歩き回るだけで、数千数万いたはずのオタマジャクシは一匹も残っていませんでした。ショック!!

カエル池の出口は別の小川と合流して、田んぼのため池に流れ込むようになっています。その出口付近でオタマジャクシを数匹発見。小川の水量が少ないので、流れの途中で引っかかっているのです。しかし、すぐそばに大きなヤゴが待ち構えていました。
助けてあげたいけれどどうすることもできず……。次に来た時にまだ川にいたら、オタマをすくって別の場所に移せるよう、容器を持ってこようと思いました。
カエル池の他に、もう一ヶ所ヒキガエルが産卵した場所を知っていました。こちらは畳半畳ほどの小さな池ですが、陽当たりがよく植物も豊富で、同じ日に産まれた卵でもずっと成長が早い場所です。


そちらの池では20匹ほどのオタマが固まっていました。大分数が減っていますが元気そうでした。

またばたばたして一週間が過ぎてしまいました。昨日行ってみると、カエル池には水が増えていました。ボランティアの方々が修復したのかもしれません。でもオタマはもう戻ってきません。
出口の小川は水量が増えて、オタマもヤゴも姿が見えませんでした。そのまま流されてため池までたどり着いていれば生き延びる可能性もありますが、まあ無理でしょうね。

次に、もう一つの池に行って愕然としました。先週のオタマ集団が消えているのです。この一週間で何があったのでしょうか。
何度も池を覗き込んで、ようやく1匹発見しましたが様子が変。妙にバランスが悪いオタマジャクシです。

すくい上げてよく見ると理由がわかりました。尻尾が半分しかないのです。
何かに襲われてこの子だけ生き残ったのでしょう。でもこれではまともに泳ぐこともできません。もう長くは生きられないかもしれません。

悩んだ挙げ句、いけないこととは分かっていますがこっそり連れて帰ってきてしまいました。安全な場所で飼育したら尻尾が再生するのでは……と期待して。
ぴょんちゃんたちがオタマだった頃と同じように、小さなプラケースに入れて金魚の水を足しました。
茹でたほうれん草、金魚のエサ、金魚の水槽に生えていた藻などを与えましたが、食べている様子はありません。うーん、ダメなのかなあ。
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>>オタマの尻尾