掃除の後の話を書こうとしていたら、
前の記事のコメントでタオル飼育の話題が出たので、ついでにその辺りも書いておきますね。
以前は黒土を寝床にしていましたが、ぴょんちゃんが2年半前に体調を崩してからは土を入れるのを止めました。最初は皮膚の状態が見えなくなるからという理由で、そのうち症状が治まったら元に戻すつもりでした。でも実際に土がない状態で一冬過ごしてみると、泥んこにならないわプラケースに傷が付きにくいわ、飼い主としては非常に楽なことに気付きました。
それでも土に潜れないのはかわいそうに思って、調子が良くなってきた頃にお医者様に相談しました。すると、カエルは新陳代謝が激しくて土がかなり汚れる、入れるなら毎日取り替えるくらいでないと……と言われてしまいました。以前読んだ本「
珍獣の医学」にも、爬虫類の水槽に砂を敷いておくと餌と一緒に少しずつ飲み込んで腸閉塞を引き起こすとあり、獣医さんとしては土や砂はトラブルの元と思われるのかもしれません。
毎日交換はちょっと大げさでは?と思っていましたが、白いタオルにしてみると確かに汚れるんですね〜。ぴょんちゃんが動きたくない間はそっとしておくので、タオル交換は大抵2,3日おきですが、ただ上に座っているだけでも茶色っぽくなります。特に脱皮の後は汚れがべったりです。
それから、タオルだとおしっこの臭いがわかりやすいです。土は消臭効果があって排泄物があっても大して臭いません。フンも下の方に埋もれてしまうとしばらく気付かないことがあります。きちんとまめに掃除する人は臭わない方がありがたいでしょうけど、ズボラな私はついついさぼっちゃいますから、見た目や臭いですぐわかる方が安心です。
なお、タオルは乾いたままです。最初のうちは湿らせてましたが、暖かい時期になると雑菌が繁殖して、1日も経たずにスゴイ色に変色してしまいました。ちょっとおなかが乾くかもしれませんが、カエルたちは自分で水に入るので大人ならまあ大丈夫でしょう。
普通に土で飼育している人は大勢いますし、ヒキガエルとしては土に埋もれて過ごす方がストレスが少ないかもしれません。ただ、ぴょんちゃんの病気は原因もはっきりせず、またいつ再発するかわかりません。清潔第一かなと思っています。
シェルターは元々ウレタンのパズルマットを使っていました。こちらは当たりも柔らかく洗えて便利でしたが、だんだんボロボロと細かい屑が出るようになってきました。しかも餌に入れたコオロギやワラジムシがウレタンを囓る危険性もあり、体に悪そうなので木箱に変えました。固いプラスチックや金属も検討しましたが、ちょうどいいサイズがなかったのと入口を作るのが大変そうだったので。
大きい方のシェルターは割り箸みたいに柔らかい木です。これもカエルたちに触れている部分は汚れやすく、すぐに黒ずんでしまいます。だんだん汚れが取れにくくなってきたので、今度同じものをいくつか用意して、交代で使うようにするつもりでいます。段ボールで使い捨てにすれば清潔ですが、ゴミが増えて面倒ですしね。百均のこの箱が、プラケにジャストサイズで助かりました。
先日、大きいシェルターを洗って日干しにしていた時のことです。
落ち着きのないきみちゃんがぴょんちゃんのところへ……。脇腹をぎゅうぎゅう押すのはやめなさい。かわいそうに、ぴょんちゃん涙目でおえっとなりました。その後ぴょんちゃんは、残してあった小さい方のシェルターにそそくさと避難。


日が暮れて干してあったシェルターを戻してみると、きみちゃん、お尻だけぴょんちゃんのいるところに突っ込んでました。一緒に入っているつもりらしいです。奥に追いやられたぴょんちゃんは迷惑そう。



せっかくきれいにした大シェルター、ふたりともなかなか使ってくれません。ぴょんちゃんは脱皮が近いので動きたくないそうです。きみちゃんはぴょんちゃんの側がいいらしく、小シェルターの周りをどたばたうろうろ。
3日ほど経って、ようやく脱皮を終えてすっきりしたぴょんちゃんは大シェルターに移動。するときみちゃんも後について入っていきました。
きみちゃん、ぴょんちゃんにくっつくのはいいけど、あなたは動きががさつなのでもう少しおしとやかにね。