紫外線と日光浴
カエルのプラケースは家の中で一番明るい南東の窓辺に置いているため、普段はわざわざ日光浴を考えていませんでした。でも、先日コメント欄で「ビタミンD不足かも。日光浴を」とアドバイスをいただいて、ちょっと調べてみました。
地上に届く紫外線は、UV-A(315-400nm)とUV-B(280-315nm)の2種類。この分け方は国際規格で定義により多少違います。UV-BはビタミンDを生成する反面、細胞のDNAを傷つけ生物にとって有害です。
人間の場合、「ビタミンD生成・紅斑紫外線量情報」の気候値を見ると、食物で不足するビタミンD生成に必要な紫外線照射時間と有害な紫外線照射時間がわかります。横浜で1200㎠肌を露出(顔、両手の甲、両腕、足など)した場合、冬場でも20分、夏場は5分も浴びれば充分なようですね。夏場は30分、冬場でも100分以上浴びるとかえって有害です。全身ならもっと短時間でOK、有害となる時間は変わりません。
カエルの場合、いろんな動物病院やブリーダー、ペット飼育法のHPを見ましたが、紫外線はほぼ必要ないと書いてあるものがほとんどでした。ただし、飼育者の個人ブログでは日光浴が有用というものもちらほら。皆さんの経験ではした方がいい、ということでしょうか。そういえば、うちでも成長期にはちょくちょく外に出していました。
ガラスはUV-Aを多少通しますが、UV-Bはほとんど通しません。うちで使っているプラケースの素材、スチロール樹脂(ポリスチレン)はUV-Bもある程度通します。ただし、紫外線で劣化するため次第に透過率が下がります。暑かったり寒かったりで窓を閉め切ったり部屋の奥に移動してしまうと、ほとんどUV-Bは浴びていないことになります。
今の時期は網戸にしているので、網戸越し、プラケ蓋のスリット越しにUV-Bも差し込みます。普段はカーテンを引いていますが、隙間を空けて少し直接光を当ててみました。


カーテンの隙間を減らして光量を絞ってみたら、背中が虹色のゲーミングきみちゃんになりました!
適切な日光浴時間はわかりませんが、皮膚が弱い両生類ですから控えめが安全かも。余分に生成されたビタミンDは体内に長期間保存されるので、毎日する必要もないようです。
【参考にしたページ】
»環境省「紫外線環境保健マニュアル2020」(PDF)
»ビタミンD生成・紅斑紫外線量情報|地球環境研究センター
»ガラスは紫外線を防ぐ|中島硝子工業株式会社
»各種樹脂材料の紫外線耐久性比較 - 島根県(PDF)
地上に届く紫外線は、UV-A(315-400nm)とUV-B(280-315nm)の2種類。この分け方は国際規格で定義により多少違います。UV-BはビタミンDを生成する反面、細胞のDNAを傷つけ生物にとって有害です。
人間の場合、「ビタミンD生成・紅斑紫外線量情報」の気候値を見ると、食物で不足するビタミンD生成に必要な紫外線照射時間と有害な紫外線照射時間がわかります。横浜で1200㎠肌を露出(顔、両手の甲、両腕、足など)した場合、冬場でも20分、夏場は5分も浴びれば充分なようですね。夏場は30分、冬場でも100分以上浴びるとかえって有害です。全身ならもっと短時間でOK、有害となる時間は変わりません。
カエルの場合、いろんな動物病院やブリーダー、ペット飼育法のHPを見ましたが、紫外線はほぼ必要ないと書いてあるものがほとんどでした。ただし、飼育者の個人ブログでは日光浴が有用というものもちらほら。皆さんの経験ではした方がいい、ということでしょうか。そういえば、うちでも成長期にはちょくちょく外に出していました。
ガラスはUV-Aを多少通しますが、UV-Bはほとんど通しません。うちで使っているプラケースの素材、スチロール樹脂(ポリスチレン)はUV-Bもある程度通します。ただし、紫外線で劣化するため次第に透過率が下がります。暑かったり寒かったりで窓を閉め切ったり部屋の奥に移動してしまうと、ほとんどUV-Bは浴びていないことになります。



カーテンの隙間を減らして光量を絞ってみたら、背中が虹色のゲーミングきみちゃんになりました!
適切な日光浴時間はわかりませんが、皮膚が弱い両生類ですから控えめが安全かも。余分に生成されたビタミンDは体内に長期間保存されるので、毎日する必要もないようです。
【参考にしたページ】
»環境省「紫外線環境保健マニュアル2020」(PDF)
»ビタミンD生成・紅斑紫外線量情報|地球環境研究センター
»ガラスは紫外線を防ぐ|中島硝子工業株式会社
»各種樹脂材料の紫外線耐久性比較 - 島根県(PDF)
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